一般的には週18時間以上の血液透析のことをいいます。
人工透析は、腎臓機能を代替する治療です。標準で、週3回(4時間/回)の治療が一般的です。つまり、1週間にわずか12時間しか腎臓が働いていないことになります。
健常な方の腎機能は、1日24時間働き続けているため、その差は歴然となります。
治療は辛いこともありますが、充分な透析治療を行うことによるメリットは大きく、透析合併症の軽減や緩和はもちろん、食事制限や水分制限を大幅に緩和することができます。
【利点】
・毒素の除去量が増加
・除水や体液バランスの補正が緩やかに到達
・適正なドライウェイトの設定が可能
・透析中ないし日常の血圧が安定
・降圧剤、リン吸着剤などの内服量が減量
・食事制限の緩和(適度のカリウム、塩分制限以外は好きなものを食べられる)
・腎性貧血や栄養状態の改善
・痒みや透析後疲労感など様々な不定愁訴の軽減
【欠点】
・拘束時間の延長
・栄養素の過除去
【どんな患者さまに向いているの?】
・若年者や就労者
・体格が大きく食欲旺盛な患者さま
・血圧管理が難しく、心臓に不安を抱える患者さま
・高齢者や長期透析患者さま
・合併症の多い患者さま
【患者さまの声】
・リン値が高めだったのが安定した(PTH値が下がった)
・透析中血圧がいつも低かったのが安定した
・一時間あたりの除水量が少ないので透析が楽(気持ちも楽)
・顔色が明るくなったと言われた
・食欲が出てきた
・倦怠感が減った
・関節痛が治った
・様々なことに対してやる気が出る(透析後の余力が残っている)
・透析翌日、体が楽(透析歴が長い人ほど顕著)
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