透析治療について
透析療法は、さまざまな原因で腎臓の動きが悪くなった際に、人工的に血液の浄化を行い腎機能の代わりの役割を果たします。
当院ではオンラインHDF治療・長時間治療を積極的に行っており、患者様一人ひとりに最適な治療法を提供させていただきます。
血液透析(HD)

腎不全患者様のシャント(手首などの動脈と静脈を結び付けた血液量の多い太い静脈)へ穿刺した針から血液を体外に取り出し、半透膜を用いた透析器(ダイアライザー)を使って、拡散や濾過のしくみを用い、きれいになった血液を体内に戻す治療方法です。
透析器(ダイアライザー)によって、除去できる老廃物の種類や量が変わり、1回の透析時間はおよそ4〜5時間で、一般的には週3回行います。
※長時間透析に関して
平均的な透析時間は1回あたり4時間で、週3回行うことが通常となっていますが、1回あたり6時間以上(週18時間以上)の透析治療を長時間透析と言います。
長い時間をかけ、ゆっくりと血液透析をすることで、より多くの老廃物や余分な水分の除去ができます。除水や体液のバランス、酸と塩基のバランスの補正が穏やかに成され、合併症の減少など多くの改善効果が期待できると言われています。 当院では患者様の希望があれば長時間透析の対応も可能です。
血液透析濾過法(Online-HDF)

透析液を補充液とする血液透析濾過療法(Online-HDF)は従来の血液透析よりも比較的分子量の大きい物質の除去効率が良いとされています。 透析患者様に起こりやすい合併症とされる、関節痛や皮膚のかゆみをはじめ、血圧低下、気分不良などの不快な症状の改善・予防が期待できます。
リクセル

透析アミロイドーシスとはβ2ミクログロブリンと呼ばれる小さなタンパク質が尿の中に排泄されず、血液中に貯まり、やがて骨や関節に沈着することによって起こる難治性透析合併症の1つです。これにより手根管症候群や骨や関節の痛み、変形、運動障害が起こるようになります。リクセルとは、このアミロイドの原因物質である血液中のβ2-ミクログロブリンを吸着する吸着型血液浄化器です。
透析室
明るく開放的な空間
2F・3Fフロアがあり、48台の透析機器を使用しています。
ベッド間隔も比較的広く、ゆったりとした空間で透析ができます。
各ベッドに1台ずつアーム式TVを備え、また、FreeWi-Fi環境となっているため透析時間を有意義にすごしていただけます。
透析日のお弁当(500円/1食)もご利用ください。
透析スケジュール
時間に余裕をもったスケジュールプランを選択できます
入室時間 | 穿刺時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
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早朝クール | 7:50~8:00 | 8:00~ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
昼クール | 8:35~10:30 | 8:50~ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
夜クール | 16:50~19:00 | 17:00~ | ○ | × | ○ | × | ○ | × |