長時間透析
長時間透析
脱合併症を目指して。豊かな透析生活のため。
一般的には週18時間以上の血液透析のことをいいます。
当院では患者さまが気軽に行えるように、週1回あるいは2回の6時間透析、隔週1回6時間透析など、それぞれのニーズに合わせて対応しております。
- 毒素の除去量が増加
- 除水や体液バランスの補正が緩やかに到達
- 適正なドライウェイトの設定が可能
- 透析中ないし日常の血圧が安定
- 降圧剤、リン吸着剤などの内服量が減量
- 食事制限の緩和(適度のカリウム、塩分制限以外は好きなものを食べられる)
- 腎性貧血や栄養状態の改善
- 痒みや透析後疲労感など様々な不定愁訴の軽減
〈欠点〉
- 拘束時間の延長
- 栄養素の過除去
〈どんな患者さまに向いているの?〉
- 若年者や就労者
- 体格が大きく食欲旺盛な患者さま
- 血圧管理が難しく、心臓に不安を抱える患者さま
- 高齢者や長期透析患者さま
- 合併症の多い患者さま
〈患者さまの声〉
- リン値が高めだったのが安定した(PTH値が下がった)
- 透析中血圧がいつも低かったのが安定した
- 一時間あたりの除水量が少ないので透析が楽(気持ちも楽)
- 顔色が明るくなったと言われた
- 食欲が出てきた
- 倦怠感が減った
- 関節痛が治った
- 様々なことに対してやる気が出る(透析後の余力が残っている)
- 透析翌日、体が楽(透析歴が長い人ほど顕著)